【ウインターカップ】精華女が5年ぶりの8強、浜松開誠館を退ける [高校バスケ]
精華女No.44イダヤットが44得点、15リバウンドと大活躍
12月25日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」女子3回戦で、浜松開誠館(静岡)と精華女(福岡①)が対戦。インサイドを得点源にスコアを伸ばしていった精華女が89-66で勝利し、5年ぶりとなるベスト8進出を果たした。 【写真】浜松開誠館×精華女フォトギャラリー(15点)をチェック 浜松開誠館は、U17女子日本代表のNo.5後藤音羽が2試合連続で30点超えをマークしており、3Pシュートを得意とするWエースのNo.4井口姫愛も好調な様子。激戦区福岡県の第一代表を勝ち取った精華女には、後藤と共に戦ったU17女子日本代表のNo.4清藤優衣をはじめ、スタメン5人が3年生という勝負の年である。 189cmのNo.44アキンデーレ・タイウォ・イダヤットをインサイドに置いた4アウト1インのフォーメーションで攻める精華女。No.44イダヤットのインサイド、No.5中釜光来のコースト・トゥ・コーストと先にいい形を作る。対する浜松開誠館は、No.5後藤にボールを集めてオフェンスを展開。No.44イダヤットにボールが入ったら2枚で対応するが抑えきれず。またリバウンド争いでも劣勢になり、残り2分強には2桁差に。精華女の22-11で1Qを終えた。 2Qに入ると、浜松開誠館のオフェンスが活性化。No.4井口がミドルシュートを沈めると、No.11杉山実子が合わせのプレーで得点。さらにNo.5後藤が3Pシュートを連発し、残り7分で4点差に迫った。それでも精華女はNo.44イダヤットのインサイドに入れて確率よく2点を奪っていくと、今度はNo.7下川蒼乃のカットに合わせて得点。さらにNo.4清藤がディープ3P、崩れた体勢から射抜くなど連続得点で再び2桁差まで戻す。その後、No.7下川らが連続得点をあげるなどスコアを伸ばし、44-30としてハーフタイムを迎えた。前半リバウンドは精華女が21-13とリードした。 3Q、浜松開誠館はNo.8垣内優希奈、No.5後藤など3Pシュートが決まり、点差を縮めたものの、精華女はすぐにNo.9米森奈々心の3Pシュート、No.4清藤のレイアップで突き放す。クォーター後半、浜松開誠館の得点が止まったこともあり、精華女が67-44で4Qを迎えた。その4Q序盤、精華女は速いテンポでオフェンスを展開。No.44イダヤット、No.8宮﨑陽向と得点していき、30点差までリードを広げた。 その後、浜松開誠館はバックコートからプレッシャーをかけてショットクロックを削り、得点を防ぐ一方、オフェンスでは時間をかけずに攻めて3Pシュートを放つ。そのチャンスをNo.7前川桃花、No.8垣内、No.4井口が生かし残り3分半には18点差とした。しかし、精華女はNo.44イダヤットを中心に2ポイントを重ね、89-66で勝利。5年ぶりとなるベスト8進出を決めた。 精華女はNo.44イダヤットが44得点、15リバウンドと大活躍。No.5中釜が15得点、No.4清藤が13得点、No.7下川が12得点と4人が2桁得点をあげた。一方、浜松開誠館はNo.5後藤が25得点、11リバウンドとダブルダブルをマークしたほか、No.8垣内が16得点、No.4井口が14得点を記録した。