マーク・グエーイ（ロイター）

　今季１５度目となる欧州ＣＬ優勝を果たしたＲマドリード（スペイン）が、クリスタルパレス所属のイングランド代表ＤＦマーク・グエーイの獲得に乗り出すことが３日までに明らかになった。 　英大衆紙「ザ・サン」によると、Ｒマドリードが、今季限りで退団するＤＦナチョの後継者にグエーイを指名したという。さらに今回のＲマドリードの決断は現在ユーロ２０２４でイングランド代表レギュラーとして活躍する２３歳ＤＦの活躍も大きいという。 　特にグループリーグの最初の２試合となったセルビア戦とデンマーク戦で着実なパスワークと的確なタックルを見せ、安定感のあるセンターバックであることを証明。また、０－１のまま後半のアディショナルタイムに突入した決勝トーナメント初戦のスロバキア戦では、終了間際にベリンガムの劇的なオーバーヘッドの同点弾をアシストした。 　この活躍により、生え抜きＤＦとして長年Ｒマドリードの最終ラインを引っ張り、今夏にサウジプロリーグのアル・カーディシーヤに移籍したベテランＤＦナチョの穴を埋める存在として急浮上した。 　クリスタルパレスは５０００万ポンド（約１０４億５０００万円）を要求するというが、将来性豊かな２３歳のセンターバックに対する投資としては妥当な金額。ただしグエーイの獲得にはＲマドリードのほか、同国最大のライバルであるバルセロナ、そしてユベントス、アーセナルも関心を示しており、今後激しい獲得合戦が始まりそうだ。