鹿児島県知事選は終盤戦へ 現職、新人の三つどもえ 大票田・鹿児島市で舌戦
自主的な支援を受ける共産党の小池晃書記局長も駆けつける中、川内原発の20年の運転延長や、自衛隊施設の整備に反対する樋之口さんの主張を支持する声が上がりました。 (鹿児島市70代主婦)「話の仕方も冷静で、きちっと話すところに好感をもった」 (鹿児島市80代主婦)「女性の目から見た行政が大事だと思う。共感できて頼もしいと思った」 支持者の励ましの声が活力になっているといいます。 (樋之口里花候補)「ありがたいことに街頭から手を振っていただいたり、激励に駆けつけてくださったり、思ったより多くの人に応援いただいていると実感している。命と暮らしが大事にされる県政を今度こそ作ろうと、県民の声が届く県政をつくろうということを強く訴えていきたい」 【塩田康一候補】 塩田康一さんは先月30日、鹿児島市で総決起大会を開き、推薦を受ける自民党などの幹部のほか、支持者らおよそ1400人が集まりました。 (塩田康一候補)「みなさまのご協力をいただきながら、県政をこれまでしっかりと前に進めてきた。稼ぐ力の向上を基盤として、子育て支援など今後の持続可能な地域社会づくりに取り組んでまいりたい」 支持者からは、新型コロナ対策や農林水産業の振興などに取り組んだ塩田さんの県政運営を評価する声が聞かれました。 (屋久島町70代建設業)「離島を含めて、いろんなことに真剣に取り組んでくれているので、非常に感謝している。引き続きやってもらわないと。ここで変えてしまうと一からの出直しになる」 (鹿児島市70代団体職員)「女性のみなさんを応援しておられる姿を尊敬している」 4年前より支援が広がり、反応も良いと感じていると言います。 (塩田康一候補)「選挙カーに乗って回っていると、住民や対向車が手を振ってくれる。前回の選挙と同じか、それ以上に感じる。人口減少社会の中で、地域の活力を維持・発展されるための稼ぐ力、子育て支援。そういったことをみなさんに伝えていきたい」
現職の塩田さんに、新人の米丸さんと樋之口さんが挑む三つどもえの争いとなった知事選。今月7日投開票の「七夕決戦」に向け、戦いは激しさを増しそうです。 県選挙管理委員会によりますと、先月30日までに知事選の期日前投票を済ませた人は7万3177人で、投票率は5.57%と、4年前の前回を0.03ポイント下回りました。期日前投票は今月6日まで行われます。
南日本放送