ウォーレン・バフェット、マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスク…世界の超一流たちが絶対に欠かさない習慣第1位はアレだった
世界の一流は「休日」に何をしているのか #4
投資の神様、ウォーレン・バフェットにメタ社のマーク・ザッカーバーグ、テスラ社のイーロン・マスクといった世界の超一流が絶対に欠かさない習慣とは何か。 【画像】世界の超一流が最重要視している習慣とは ビジネスパーソンなら気になるその習慣の秘密を、書籍『世界の一流は「休日」に何をしているのか』より一部抜粋・再構成してお伝えする。
世界の一流は「芸術鑑賞」と「読書」を重要視している
海外のエグゼクティブは、休日に美術館に足を運んで芸術鑑賞の時間を作ったり、自宅や好きな場所で読書をすることで、自己効力感を高めています。 この二つは、彼らの趣味であると同時に、自分の感覚や能力を高めてくれる大事なツールであり、人生を豊かにしてくれるエンターテインメントでもあります。 世界の一流は、なぜ芸術鑑賞と読書を重要視しているのか? 彼らは、古今東西のアートに触れたり、幅広い分野の本を読むことで、休日を実りある時間にするだけでなく、さまざまな恩恵の享受を意識しています。
【芸術鑑賞】リベラルアーツの習得と脳の活性化を目指す
世界のエグゼクティブには、芸術鑑賞を趣味にしている人がたくさんいます。 美術館の非日常的な空間で、多様なアートに触れることによって、ストレス発散や気分のリフレッシュを図っていますが、彼らが芸術鑑賞を楽しむ背景には、二つの別の理由があります。 一つは、グローバル・ビジネスの最前線で働くエグゼクティブに必要不可欠な「リベラルアーツ」を身につけること。 もう一つは、「右脳」に刺激を与えて脳の活性化を図り、平日の作業効率を高めることです。
(1)リベラルアーツを習得して、多角的な思考力を養う
リベラルアーツとは、日本語では「一般教養」と訳されていますが、欧米社会では「実用的な目的から離れた純粋な教養」と考えられています。 世界水準のビジネスに取り組むエグゼクティブにとって、リベラルアーツは必要不可欠な「素養」(日頃から蓄えている教養)とされています。 リベラルアーツは芸術だけでなく、人文学や自然科学、社会科学など多岐にわたりますが、彼らは芸術鑑賞や読書を通して、幅広い分野の知識や思考方法を学ぶことを大事にしているのです。 さまざまな分野の知識を獲得すると、論理的思考力や創造力が身につき、物事を多角的に考える能力を養うことができます。 世界のエグゼクティブたちは、芸術鑑賞をリベラルアーツ習得のための大きな柱と考えています。 彼らは、「芸術鑑賞を楽しむ」→「リベラルアーツが身につく」→「自分の能力が高まる」→「今後の可能性が広がる」→「自己効力感が高まる」というイメージを持って、休日の美術館巡りを満喫しているのです。
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