「ヘッドの重さを感じていますか?」 イ・ボミは右手センサーで切り返していた!
ゴルフスイングで難しいのは切り返し。ひとたびタイミングが狂うと「行き先はボールに聞いてくれ」状態に。26日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA901号では、2015、16年に2年連続で日本ツアーの賞金女王に輝いたイ・ボミ(韓国)に、ダウンスイングのタイミングについて取材している。手ではなく足から切り返すために、ボミが大事にしているセンサーとは? 流れるような美しい切り返しは健在! ボミのドライバースイング【連続写真】 ◇ ダウンスイングで気を付けたいのは手元の力みです。切り返しでヘッドの重さを感じられないときは力んでいる証拠。上体が先に動いてダウンスイングのタイミングがズレてしまいます。 私は右手のV字、親指と人差し指を締めて握り、そこでヘッドの重さを感じるようにしています。切り返しで右の人差し指にグリップを乗せて、重さが感じられると下半身から切り返しやすくなりますし、しっかりとボールをつかまえながら、飛ばすことができるのです。 よく左手親指でクラブの重さを感じるという人もいますが、左手は下3本(中指、薬指、小指)でしっかり握る必要があるため、左手親指を意識すると力みにつながりやすいので注意が必要です。右手の使い方を意識すると、切り返しの力みが取れてタイミングがピッタリ合うはずですよ。 ■イ・ボミ 1988年生まれ、韓国水原市出身。2011年から日本ツアーに参戦し、正確なショットを武器に賞金女王を2度獲得、通算21勝を積み上げた。愛くるしい笑顔から『スマイル・キャンディ』と呼ばれ、多くのファンをとりこに。昨年10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」を最後に日本ツアーから引退した。延田グループ所属。 ◇ ◇ ◇ 7番アイアンはスタンスの真ん中? ドライバーは左足カカト線上? ボール位置がはっきりと決まっていないゴルファーは多い。関連記事の【「左足カカト線上っていうけど…」 片山晋呉が“左耳の付け根の下”にボールを置く理由とは?】では、再現性の高いショットが打てるボール位置を片山晋呉に取材している。