広島・床田 連勝止まった…三回まで「完全」も四回に暗転7回4失点 チームの連敗止められず…悔し1カ月ぶり黒星
「広島0-5日本ハム」(4日、マツダスタジアム) 安定感抜群の“左のエース”でも、悪い流れを断ち切れなかった。自身4連勝中だった床田が、7回9安打4失点(自責点3)で、今季3敗目。「ストライクを取りにいきすぎたのと、変化球が多かったかな」と反省点を口にした。 【写真】最後まで諦めない! ナインを鼓舞するかのように手を叩く新井監督 立ち上がりは申し分なかった。初回から三回までは4球、6球、10球の計20球で1人の走者も許さなかった。「早く打ってくるなと思っていた。1巡目はストライク先行で早く打たせることができていた」と手応えをつかんで中盤に突入した。 しかし四回だ。先頭の水谷に初安打を浴びたところから歯車が狂い始める。その後2死二、三塁から田宮、万波に連続適時打を浴び、先制点を献上。「(1巡目から)変えずにいこうと思ったら、逆にやられちゃったという感じですかね」と淡々と振り返った。六回には自身の失策が絡み1点を失うなど、悔しい90球となった。 22年5月31日の同戦(マツダ)。チームが4連敗中で迎えた一戦で、8回2安打無失点、12奪三振の快投。1-0の勝利に貢献し、自身交流戦初勝利を手にした。当時と同じく、チームが4連敗中で託されたこの日のマウンドだったが、2年前の借りを返された形となってしまった。 黒星がつくのは4月30日・阪神戦(マツダ)以来と約1カ月ぶり。「次はこういうことがないように、やるべきことをやりたい」と次戦を見据えた。同じ失敗は繰り返さない。前を向いて進むだけだ。