体幹の機能改善も実感 2028年ロスパラリンピック採用で注目のパラクライミング
感覚がないはずの足をホールド(突起物)にしっかり乗せて登れるようになり、「障害はそのままだと思うけど、『こういう使い方がある』と体が再認識したのかな」と手応えを感じている。リハビリの一つだったクライミングは、「もっと登れるようになりたい」と新たな目標になった。
今大会は、主催する一般社団法人「日本パラクライミング協会」が法人化して8回目。ファンクラス参加から選手として出場した人も3人となり、裾野は徐々に広がっている。共同代表理事を務める小林さんは、「大会を通じて、パラクライミングが少しずつ広がっていけば。何より、クライミングを好きになる人が増えていく大会になってほしい」と話した。
(木村さやか)