パキスタンが「タイプC」パビリオンに移行 万博 相次ぐ出展規模縮小
2025年大阪・関西万博で、各国政府が独自で設計・建設する「タイプA」パビリオンの出展を計画していたパキスタンが、日本が用意した建物を、他の国々と共同で使用する「タイプC」パビリオンに移行することが25日、明らかになった。同国政府関係者が産経新聞の取材に明かした。 同関係者は、タイプCへの移行の理由については「今は答えられない」として回答しなかった。パキスタンでは4月には洪水が発生し、多数の死者が発生したほか、昨年には大規模地震に見舞われるなどの事態が起きていた。 大阪・関西万博をめぐっては、当初は60カ国がタイプAパビリオンの建設を目指していたものの、資材価格の高騰や準備の遅れなどで撤退や規模の縮小が相次いでいる。万博を運営する日本国際博覧会協会は、19日時点の集計で、タイプAを希望する国は51カ国となり、タイプCには5カ国が移行したとしていた。