“親子タッグ”で重賞初制覇なるか セントウルSにアサカラキングと挑む
父子タッグでの重賞初制覇なるか。父・斎藤誠調教師と子・斎藤新騎手のコンビが、アサカラキング(牡4)でセントウルステークス(3歳上・GII・芝1200m)に参戦する。 【写真】待望の重賞V狙うアサカラキングのこれまで 斎藤誠調教師は06年に開業。これまでにヌーヴォレコルトやゴスホークケンを手掛け、JRAで重賞10勝を含む502勝。全国リーディングは一昨年が8位、昨年が11位だから、関東を代表するトップトレーナーだ。一方の斎藤新騎手は19年にデビュー。JRAでは昨年まで5年連続で30勝以上を挙げている。もちろん、父子タッグで挙げた白星も多く、JRAでは465戦42勝。ただ、重賞に限ると14戦して23年エルムSのワールドタキオン、今年の阪急杯のアサカラキングの2着が最高着順。3着と5着も1回ずつあるが、惜しくも勝利には手が届いていない。 セントウルSにはアサカラキングで挑む。デビューから中距離路線を歩み、1勝クラスで足踏みが続いていた。しかしながら、昨年末から短距離に転じ、斎藤新騎手が主戦に固定されると、1勝クラス→2勝クラス→3勝クラスと破竹の3連勝。3走前の阪急杯でもウインマーベルからハナ差の2着に健闘した。さらに前々走のモルガナイトSを完勝。前走の函館スプリントSは9着に沈んだが、発馬ひと息で逃げられなかったので、決して力負けではない。自分の形にさえ持ち込めれば、巻き返しは必至だろう。 秋の大目標となるスプリンターズSに向けても、結果が求められる一戦。待ちに待った父子でのタイトル奪取となるか、その走りに要注目したい。