8回無死、右越えに1号ソロを放ちベンチ前で迎えられる西武・代打元山（撮影・冨永豊）

　◆日本生命セ・パ交流戦　西武4×―3巨人（1日、ベルーナドーム） 　　渡辺GM兼監督代行がホーム初勝利をゲットした。先発の渡邉勇太朗が7回2失点と先発の役割を果たすと、打線が追い上げる。最終回は2死一、二塁の好機をつくると、5番蛭間拓哉が同点打。続く元山飛優がサヨナラ安打を放った。 ■【動画】元山飛優のサヨナラ打をたっぷりと 　渡邉は今季3試合目の先発。150キロを超える直球で3回まで巨人打線を三者凡退に抑える。5回は1死二、三塁のピンチを迎えるがエスタミー・ウレーニャを152キロ直球で見逃し三振、小林誠司を右飛に抑える。しかし、6回無死満塁から吉川尚輝の右翼ゴロと岡本和真の犠飛で2点を許した。 　打線は巨人のドラフト5位ルーキー又木鉄平の前に沈黙。初回に1番源田壮亮が安打を放ってからは安打も出ない。7回に打線が意地を見せる。1死から源田の四球、滝澤夏央の左前打と1、2番コンビで好機をつくると、外崎修汰の左前打で1点を返す。さらに2死二、三塁と好機が続いたが5番蛭間は投ゴロに倒れた。 　8回は2番手の佐藤隼輔がマウンドに上がるが3四球を与え1死満塁。岡本和の犠飛で2点差に広げられた。 　打線もあきらめない。その裏の攻撃で、代打元山が右翼ソロを放ち、1点差に追いすがる。 　9回は4番手の田村伊知郎が無失点に抑える。最終回、源田が11球粘って左前打で出塁。犠打で二塁へ。2死一、二塁となり、5番蛭間が左前に適時打を放ち同点に。再び好機で巡ってきた元山が右前に運んだ。