日経平均の下落率3%超える、TSMC決算や利下げ観測の後退を嫌気
(ブルームバーグ): 19日の東京株式市場で、日経平均株価の下落率は一時3%を超えた。半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)が今年の半導体市場の成長見通しを引き下げ、電機など関連銘柄に売りが広がった。輸送用機器や機械、商社など幅広い銘柄が値を下げている。
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利下げを急ぐ必要はないと発言し、米国金利が上昇したことも景気や企業業績に対する懸念を高めた。中東リスクが高まる中でブレント原油が1バレル=88ドルを上回り、インフレ懸念も投資家心理を冷やしている。
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Yasutaka Tamura