一条天皇役・塩野瑛久が「光る君へ」撮了 「歴史探偵」コラボSP出演で思い語る
NHK総合の8月28日に放送する「歴史探偵」(水曜午後10:00)では、大河ドラマ「光る君へ」(日曜午後8:00ほか)とのコラボスペシャルを放送。ゲストに「光る君へ」で藤原道長を演じる柄本佑、一条天皇役の塩野瑛久を迎え、「源氏物語」誕生の秘密に迫る。
このたび、取材会が開催され、塩野と「光る君へ」の内田ゆきチーフ・プロデューサー、「歴史探偵」の河井雅也チーフ・プロデューサーが登壇した。
同日に「光る君へ」のクランクアップを迎えた塩野は、撮影を振り返り「僕にとっては初めての大河ドラマ出演で、(撮影期間は)あっという間に感じました」と語り、「ただ、一条天皇と向き合う中で楽しかった時間というのは最初の方で終わってしまい、ずっともがき、苦しんで…。大切な人の死とも向き合い、すごく濃い時間が流れていたように思います」と感慨に浸った。 そんな塩野について、内田CPは「今回塩野さんにはオーディションを受けていただいたのですが、(一条天皇は)オーディション選出者の中でも特に大きく難しい役。妻となる定子(高畑充希)と彰子(見上愛)のどちらにとっても魅力があるように演じてね、というのを最初にお願いしました」と告白。 難役と向き合った塩野の姿勢について「この時代というのは私たちも、そしてご本人も当然初めてで、さらには天皇という役柄もあり、他の貴族や公卿の皆さんとはまた違う大変さがあったと思います。そんな中、塩野さんはすごく頑張ってくださって、いかにこの役をきちんと演じようとしているかがよく伝わってくるよね、という話を脚本の大石静さんやチーフ監督の中島(由貴)ともしていました」と高く評価。 加えて、内田CPが「最近はもうその努力を飛び越えたかのようで…。“一条天皇といえば塩野さん”と、視聴者の方々もスタッフも誰もがそう思っていて、私としては本当に感謝しています。ありがとう」と感謝を伝えると、塩野は「泣いちゃう」と言いながら笑みを浮かべた。