山本由伸に“400億円超”契約の可能性 右腕の評価が急騰する「6つの理由」をMLB公式が指摘
今オフにオリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸の争奪戦がヒートアップしている。現地メディアによると、右腕はすでにヤンキース、メッツ、ドジャース、ジャイアンツなど複数球団と交渉しているようで、総額3億ドル(約430億円)を超えるオファーを提示している球団もあるという。 MLBで1球も投げていない山本の評価が大幅に跳ね上がっているのは一体なぜなのか。MLB公式サイトが「ヨシノブ・ヤマモトの評価が急騰している6つの理由」を伝えた。 【1】FA選手として非常に若い 同サイトは「ヤマモトの年齢は他のMLBフリーエージェントと比べると極めて異例だ。ほとんどのFA選手は29~31歳の範囲に入る」と綴り、山本の魅力に25歳の若さを挙げた。また、過去5年間で1億1000万ドル以上のFA契約を結んだ投手は9人いたが、そのうちの8人が30歳以上だったことを伝えた。 【2】日本での実績は非の打ち所がない 3年連続「投手4冠」に輝くなどNPBで残した圧倒的な実績を紹介し、「ヤマモトのNPBでの成績は驚異的だ」と記載した。 【3】驚異的な球威 WBCで見せた山本の投球を挙げ、「高速フォーシーム、スプリット、カッターとスライダーのハイブリッド、そしてレインボー・カーブなど、多彩な武器で打者を翻弄する」と、球種の多さを高く評価した。 【4】MLBでの日本人投手の成功 同サイトは「過去30年の間に、私たちは多くの日本人スターがメジャーに移籍し、特に投手面で成功を収めているのを見てきた」と記載。大谷翔平、野茂英雄、田中将大、ダルビッシュ有、松坂大輔らの活躍を紹介し、過去の日本人投手の活躍を山本の評価が上がっている要因の1つに挙げた。 【5】すべての資金力のある球団が彼を欲しがっている 大争奪戦になっている山本の獲得レースについて「資金力のある球団間のフリーエージェント争奪戦は目新しいものではないが、ほぼすべてのビッグマーケット球団が同じ選手を追い求めることは非常に稀である」と綴り、大人気になっていることを伝えた。今オフは資金力のある球団が先発投手陣を補強ポイントにしており、山本が最大の目玉になっている。 【6】クオリファイング・オファーに縛られない MLB球団からFAとなる選手と異なり、山本を獲得したチームはドラフト指名権を失うことがないことを理由の1つに挙げた。 大人気となっている山本だが、右腕はどんな決断を下すのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]