サー・ジムの容赦ない大ナタが振るわれる ユナイテッドはスタッフ250人リストラへ
大規模なコスト見直しが行われる
昨季の8位というプレミア創立以来の最低順位を改善しプレミアリーグの盟主の座を取り戻すべく、サー・ジム・ラトクリフを筆頭とするイネオス・チームが大規模な改革に乗り出しているマンチェスター・ユナイテッド。すでにDFレニー・ヨロ、FWジョシュア・ザークツィーなどを獲得し、FWメイソン・グリーンウッドやFWアントニー・マルシャルは放出と、移籍市場でも活発な動きを見せている。 大規模な改革が行われるのはチームだけではない。クラブ内部の人事でも大きな動きがあるようだ。今月初めに全社員会議でジャン・クロード・ブラン暫定最高経営責任者が250人の人員削減を発表しており、これがいよいよ実行に移されようとしていると英『Daily Mail』は報じた。 最高執行責任者のコレット・ロッシュはファンフォーラムで「コストの見直しにより、中止可能な『必須でない』活動が特定されたため、クラブの将来の優先事項を実行するために必要な人員よりも多くの人員を抱えていると考えています。我々はこの決定を軽々しく下したわけではありません。クラブの長期的な健全性と成功のために必要だと感じなければ、このような決定は下さないでしょう」と話した。 ユナイテッドはこの人事で年間に最大1000万ポンドを節約できると言われている。スタッフは戦々恐々としており、クラブ内部の士気を下げているという面もあるようだが、サー・ジムの大胆な改革は実を結ぶだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部