ジャッジ「もし勝てなかったら自分のせいだ」地区シリーズ突破に王手も打率0割台の大不振
ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手(32)のバットが湿りっぱなしだ。9日(日本時間10日)のア・リーグの地区シリーズ第3戦(カウフマンスタジアム)はヤンキースが3―2でロイヤルズを下し、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。 4回に5番・スタントンが中越えに適時二塁打を放ち、5回の満塁チャンスではソトのl犠飛で追加点。その裏に同点に追いつかれるが、8回にスタントンが勝ち越しのソロ本塁打を放って逃げ切った。 しかし、この日も蚊帳の外だったのがジャッジだ。「3番・中堅」で出場して4打数無安打1四球に終わり「ヒットが打てなかった。だからあまりいい気分ではない」と話している。今シリーズ3戦で11打数1安打、5三振、打率0割9分1厘。唯一のヒットが第2戦の内野安打のみと苦しみ、シーズンで打率3割2分2厘、58本塁打、144打点と2冠王に輝いた姿は見る影もない。 米メディアの論調も厳しく「クラッチポイント」は「ジャッジの不調で台無しになりそうだった試合をスタントンのおかげで乗り越えた。チームの攻撃にまったく貢献しておらず、スタントンが彼を救うことしかできなかった」と伝えた。 また「エッセンシャリースポーツ」によると、ジャッジはシリーズ前に「もし私たちが勝てなかったらそれは自分のせいだと思う」と話していたという。王手をかけたとはいえ、この男の奮起なしで目指すその先は見えない。
東スポWEB