【バレー】大宅真樹「山内(晶大)さんが”試合の中で合わせていこう”と言ってくださって、クイックが決まった。そこから気持ちが楽になり、自信につながりました」 VNLポーランド戦コメント
6月7日に西日本総合展示場 新館(福岡県北九州市)で行われたバレーボールネーションズリーグ(VNL)2024男子大会ポーランド戦後の大宅真樹選手のコメントをお届けする。 ――試合を終えて。 大宅:今のところB代表ですので、この試合に懸ける思いは強かったのですが、チャンスがもらえて、この舞台に戻って来れたことは幸せだなと思っています。 ――ブラン監督が「3番手のセッター」と会見で話をされていたことに対しては、どのように感じましたか? 大宅:意外でした。昨年はVNLに呼ばれることもなかったので、パリ五輪の選考から外れているんだろうなと。B代表のキャプテンというのもあったので、今年もA代表と絡むことはないのかなと思っていました。そういう評価をしてくれたのは嬉しかったです。岩手でB代表のドイツ戦もあり、まだプレーを見せることのできる場はあるので、アピールのチャンスとして取り組んでいきたいと思います。 ――3番手と言われたことはモチベーションにつながっている? 大宅:そうですね。ブランさんの中に僕の名前が入っていたんだというところで、まず驚きがありました。正直嬉しかったですけど、Vリーグ(優勝)だったり、世界クラブ選手権(銅メダル)だったり、一応結果を残してきて、少しは評価されたのかなと。代表だけの活動ではわからない部分もブラン監督は見てくれてるんだなと感じて、嬉しかったです。 ――第2セットの後半で交代でコートに入ってすぐに山内(晶大)選手のクイックを使いましたが、合わせてきていない中で、いきなりミドルを使うのは勇気がいることだったのでは? 大宅:1セット目になかなかクイックを使える場面もなく、自分がトスを上げたシーンで1本も決めさせることができなかったので、2セット目はパスが返ってきたら、とにかくクイックを使おうと思って、合わせていないんですけど、強気で上げて、しっかり決まったので、そこから少し楽になって、自信を持ってトスを上げることができました。レシーブやつなぎの面でも、落ちそうなボールを諦めないで上げるという姿を見せることを意識していました。 ――山内選手とは事前に話はしていたのでしょうか? 大宅:2セット目に僕が入るときに少し話す時間がありました。試合前にも山内さんは「試合の中でどんどん合わせていこう」と言ってくださっていました。「合わないのは当然だし、使わないとサイドもきつくなるし、パイプも生きてこないので、とりあえず使っていこう」と。山内さんの声掛けで気持ちが楽になったので、本当に感謝しています。
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