〝農福の宝石〟カーネーションでアクセサリー
長崎県大村市の福祉事業所、就労継続支援B型「SAKURA+(サクラプラス)」は、特産のカーネーションをアクセサリーに加工する。地域性のある商品として、地元企業から注文が舞い込む。 市内の農家から直接仕入れた花をシリカゲルに埋め、花の色を保ったまま乾燥。これを型に入れ、レジンで固めて研磨し、アクセサリーに加工する。ブローチなど、注文に応じて品ぞろえを増やし、これまでに300個以上を受注した。 農産物を使った加工は、2年ほど前から始めた。地元農家と連携し、ミカンやラッカセイ、米などを素材に制作。昨年からカーネーションを取り入れた。 同事業所の林智子事務長は「利用者の工賃アップと農産物のPRがかなう取り組み」と手応えを感じている。(染谷臨太郎)
日本農業新聞