れんこんバウム 新発売 「特産品で地域振興を」 茨城・行方の洋菓子店
茨城県行方市内を中心に、鹿行地域で生産された農産物などを使った商品づくりに力を入れる洋菓子店「なめがた米こバウムクーヘン」(同市玉造甲、深作秀喜代表)は、レンコンを使ったバウムクーヘンを発売した。深作美香店長は「行方市や鉾田市などの特産品を使った新商品をこれからも開発し、鹿行地域を盛り上げていきたい」と話している。 今年1月16日にオープンした同店はこれまで、行方市産のコシヒカリ、ムラサキイモ、同県鉾田市産のコマツナなどを使ったバウムクーヘンを商品化。 8月には鉾田市産のフルーツトマトを使ったバウムクーヘンを開発した。生地にトマトの皮をあえて残すことでトマトが練り込まれている感じを出すとともに、バラ科キイチゴ属の果実フランボワーズを用いてトマトの赤色を表現し、フルーティーな味に仕上げた。 8種類目の商品となる「れんこんバウムクーヘン」は、ペースト状のものと粉末にした行方市産のレンコンを使用。「従来品よりも甘さを控えめにし、健康志向の高い人を意識した商品になった」(深作店長)。 「トマト」「れんこん」バウムクーヘンは2商品とも税込み1680円。商品箱のデザインは「月光仮面」や「8(エイト)マン」などの作品で知られ、晩年を鉾田市で過ごした桑田二郎氏によるもの。午前9時半~午後6時。年中無休。問い合わせは(電)0299(57)2224。
茨城新聞社