「ちょっと熱かった」「熱くなかった」火のくすぶる灰の上を“はだし”で歩く火渡り…半世紀続き毎年2000人の参拝客
木の枝などを燃やした灰の上をはだしで歩き、健康を願う“火渡り”が17日、福岡県小郡市の寺で行われました。 【写真で見る】平和を祈り”はだし”で灰の上を渡る参拝者~如意輪寺 初観音・柴燈護摩供火渡り~
激しく上がった炎に板を投げ入れる
「かえる寺」の愛称で知られる如意輪寺(福岡県小郡市)で行われたのは、新年を迎え、無病息災を願う「初観音・柴燈護摩供火渡り」です。高さ1.5メートルほどに積み上げられたヒノキの枝や葉に火が放たれると、白い煙が立ちこめます。そして炎が激しく上がると、僧侶たちが護摩木=お供え用の板を投げ入れました。
半世紀近く続く
その後、僧侶や参拝者たちは、無病息災や家内安全を祈りながら、まだ火がくすぶる灰の上をはだしで渡りました。 参拝客: 「ちょっと熱いところに当たったから、熱く感じた」 「熱くなかった。みんなの家族が幸せになれるようにお願いした」 半世紀近く続くこの“火渡り”には約2000人の参拝客が毎年、訪れるということです。