【NBA】2024年のNBAトレード期限の評価:補強したニックスやバックス、大きく動いたマーベリックスら
ホークス
アトランタ・ホークスが揺り動かそうとしていたことは周知のとおりだ。市場で最も話題となったのはデジャンテ・マレーだが、ホークスが好むオファーではなかった。彼らはトレードデッドラインでまったく動かずに今季を終えることとなる。 22勝29敗で分岐点を必要としていたチームにとっては落胆だ。先週は4連勝を飾るなど、最近のホークスはプレイが良くなっている。だが、4連勝の前は4連敗を喫した。4連勝後も2連敗だ。 月並みというチームで、オフシーズンの変化を目指すことになる。
マーベリックス
ダラス・マーベリックスはトレードデッドラインで最も積極的なチームのひとつだった。ドラフト1巡目指名権を使ってダニエル・ギャフォードを獲得し、もうひとつの指名権と指名権交換権を使ってPJ・ワシントンを手に入れた。 ギャフォードとワシントンはともに優れた選手たちだ。しかし、このロスターに自然にフィットしない。ギャフォードは現在の先発センターであるデレック・ライブリー二世とほぼ同じ選手だ。ワシントンは手放したグラント・ウィリアムズからそれほどのアップグレードにならない。 これらの動きは、1年後に良い結果と出るかもしれない。あるいは、ルカ・ドンチッチを満足させ続けるための必死さを反映しているのかもしれない。カイリー・アービングを獲得した昨季のトレードと同じことが言えるだろう。 マーベリックスは上振れも下振れも大きい動きを続けている。これらのすべてが機能しなければ、現在も未来も担保に入れるという、散々な結果となるのだ。逆にこれらのトレードが当たれば、もう少し長くドンチッチを満足させ続けられるかもしれない。
グリズリーズ
選手たちを引き止めすぎ、何も見返りなしに手放すことになれば、常に批判の的となる。メンフィス・グリズリーズはその過ちを犯さないことに決めた。 大きな動きは見せていない。だが、スティーブン・アダムズとゼイビアー・ティルマンを放出し、引き換えに5つのドラフト2巡目指名権を獲得した。すでに十分な資産を増やしたかたちだ。さらに、トレードに使用可能なもともとのドラフト1巡目指名権も持つ。 グリズリーズにとっては苦しいシーズンだが、フロントオフィスはそれを生かすかたちとしている。