【写真：Getty Images】

　かつてバルセロナで10番を背負った21歳のスペイン代表FWアンス・ファティは、昨年9月にローンでブライトンに加入した。今季ここまでリーグ戦17試合に出場して2得点と苦しんでおり、チームも暫定11位に沈んでいる。ファティの将来について、スペインメディア『SPORT』が現地時間5日に報じた。 【画像】バルセロナ最新スタメン＆フォーメーション 　ファティはプレミアリーグの直近3試合においてまったく出番を与えられていない。また、先発起用されたゲームは、17試合のうち3つだけである。ブライトンの指揮官を務めるロベルト・デ・ゼルビ監督は、同選手のレンタル延長について冷静に考えているようだ。指揮官のコメントとして、『SPORT』は以下のように伝えている。 「アンス・ファティは素晴らしい才能の持ち主だ。でも、どうだろう…。オーナー、スポーツディレクター、スカウト、リクルートチーム、そしてアンス本人と話さなければならない」 　同メディアは「この選手のレンタル期間が延長されることはなく、来夏のバルセロナ復帰に照準を合わせている」と伝えており、ファティのスペイン帰還に見通しを立てた。 　左サイドを主戦場とする同選手は、ブライトンに加入した当初、日本代表MF三笘薫とポジションを争うのではないかと見られていた。しかし両選手が同時起用されたゲームもあり、その場合はファティがトップ下に入って可能性を感じるコンビネーションを見せていた。