【ハイライト動画あり】クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、18点差をひっくり返す金曜夜の大逆転劇
両者は昨季2度戦い、第1戦は27-27で引き分けたが、第2戦は15-5でスピアーズが勝利していた。
8910人の観客が集った秩父宮ラグビー場で、試合は午後7:00にキックオフされた。前半2分、スピアーズはFB島田悠平がPG(ペナルティゴール)を決めて、3点を先制したが「65分間はゲームをコントロールしていた」と沢木監督が話した通り、イーグルスのペースで進んでいく。
前半10分、イーグルスはラインアウトを起点にボールを動かし、左隅でWTB竹澤正祥がタックルを受けながらも、3試合連続となるトライを挙げて、5-3とすぐに逆転。
20分、スピアーズもモールからHOスカルク・エラスマスがトライを挙げて、逆転したが、33分、イールグスも反撃。ラインアウトからSO田村が裏へキック、そのボールを元南アフリカ代表CTBローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグが押さえてトライ。SO田村がゴールを決めて12-8とした。
37分、スピアーズのNO8ファウルア・マキシが危険なタックルで、オフフィルドレビューによりレッドカードとなり、20分間、数的有利となったイーグルスは39分、再び、ラインアウトからボールを継続し、SO田村が右手でタップパスを使って右に展開。CTB梶村、ファンレンズバーグとつないで、最後はWTBヴィリアメ・タカヤワが右隅に飛び込んでトライ。前半はイーグルスが19-8とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半も数的有利のイーグルスが先手を取る。2分、相手のキックからボールを動かして、WTBタカヤワが2本目となるトライを挙げて、リードを18点と広げた。その後、膠着した状態が続いたが後半19分、スピアーズはNO8にトゥパ・フィナウが入り、再び15人対15人に戻った。
24分、スピアーズはラインアウトから、この試合好調だったモールでFWが押し込み、最後はCTB立川、SO岸岡智樹とつないで、岸岡が中央にトライ。FB島田がゴールを決めて11点差に迫る。一方、イーグルスは28分、29分、30分と3度も相手陣でラインアウトのチャンスを得たが、相手の粘りもあり、得点に結びつけることができなかった。