便秘だけど市販薬に頼りたくないあなたへ。今日からできるセルフケアを紹介します!【管理栄養士監修】|Mart
便秘には漢方薬という選択肢
すぐに食事や生活習慣を変えられない人には、漢方薬をのむのも選択肢のひとつです。漢方薬のなかには、便秘に効果が認められており、内科などで処方されているものもあります。 便秘の改善には、「低下した腸の働きを回復させる」「おなかを温める」「自律神経を整える」「便の水分バランスを整える」などの作用をもつ生薬を含む漢方薬を選びます。 ■おすすめの漢方薬 麻子仁丸(ましにんがん) 腸をうるおし、腸を刺激することで排便を促します。便が硬い人の便を軟らかくして、排便をスムーズにし、腹部の膨満感を改善します。 大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう) 腸の動きを促し、腸の動きを整え、便が出やすいようにする漢方薬です。比較的効き目が早いことが特徴で、便秘にともなうのぼせや食欲不振、おなかのハリなどの症状がある人におすすめします。 漢方薬は食事の工夫などでは不調が改善しなかった人でも、効果を感じる場合が多くあります。ただし、漢方薬はその人の体質に合っていないと、よい効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるために、服用の際は漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するのが安心です。
便秘はセルフケアで解消する
便秘は多くの女性にとって身近ゆえに放置されがちな悩みですが、適切なセルフケアで改善されやすくなります。ストレッチやマッサージ、バランスのとれた食生活など、日常生活に取り入れやすい方法を試してみましょう。また、漢方薬も効果的な選択肢のひとつです。健康な腸を保つことで、心身ともに快適な生活を送りましょう。
この記事を書いた人は…あんしん漢方 管理栄養士 小原水月(おはらみづき) 管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。 自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれるレシピを発信中。 症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。