旧門司駅の関連遺構で改めて現地説明会「9割追加調査終了」北九州市
北九州市の複合公共施設建設予定地で見つかった旧門司駅の関連遺構で、30日、改めて市民向けの現地説明会が開かれました。 市による説明会は19日にも開かれましたが、当日は雨天で不十分だったとして市民団体などから追加開催の要望があり、30日午後、改めて実施されました。 遺構について市は、現地で保存せずに記録として保存して施設建設を進める計画で、記録保存のための追加の発掘調査は9割ほど終わっているとしています。 30日の説明会では、市の調査担当者が駅舎に関連する建物跡などについて説明しました。 説明会に参加した現地保存を求める人(84)は、「明治から大正、昭和初期の建築法、一か所でそれだけの建築法を見せていただけるのはどこにもない。現物として残すこと自体が大事」と話しています。 市は、調査が終わり次第、建設工事の準備に取りかかる予定ですが、イコモスなどが現地保存を求めています。
九州朝日放送