【横浜】ACLで大活躍のMF植中朝日に祝福の嵐「小学校以来会っていない人からも…」
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の初優勝へ1歩リードした横浜F・マリノスが13日、アルアイン戦(UAE)の勝利から中3日で迎えるJ1第14節・アルビレックス新潟戦(デンカS)に向け、横須賀市内の練習場で調整した。 朝から激しい風と雨に見舞われた中、アルアイン戦に先発したメンバーは屋内で軽いメニューをこなした。それ以外のメンバーは、グラウンドでずぶ濡れになりながらボールを使ったトレーニングに励んだ。 準決勝の蔚山戦(韓国)の2得点に続き、アルアイン戦でも値千金の同点ゴールを決めたMF植中朝日は「たくさんの人から連絡をもらって、返信仕切れない。インスタのDMで小学校以来会っていない人からも“覚えている?”みたいな。“ニュース見てたら朝日が出てきたよ”とか、自分が思っている以上に注目されている大会だと実感した」と反響の大きさを口にした。 また、主力DFエドゥアルドの負傷退場に伴い途中出場し、完璧な守りで勝利に貢献したDF渡辺泰基も「5万3000人の観衆は本当にホームという感じでした。一体感がすごかったし、サポーターの方の応援、拍手があっていつも以上に力を発揮できた。感謝しかないです」と充実感をあらわにした。 横浜はACLと並行し、J1リーグも戦っている。先々のことまで考えず、常に目先のことに集中している。ACLはいったん頭の外に置いて、まずは15日の新潟戦への準備を進める。 昨季まで新潟に所属した渡辺泰は「(新潟は)みんなうまくて、ビルドアップが上手」。その上で警戒したい選手にはFW長倉幹樹の名前を挙げた。「同い年ですけどスピードがあって、テクニックがあって、ヘディングもできるトータル的にすごい」とたたえた。 ACLの快進撃とは打って変わり、リーグ戦は4試合連続で勝ち星がない(3分け1敗)。ACLとリーグの2冠を目指すだけに「ここ2試合(新潟、FC東京戦)に勝たないと(リーグ優勝へ)難しくなる」とメンバーは口をそろえる。 キューウェル監督は「新潟は素晴らしいサッカーをやっている。みんなが動いて前方向へ持って行く、攻撃的なパスサッカーをやっている。うちと似ている。Jリーグのファンにもこの2チームの対戦を見てもらいたい」と笑顔を交えながら話した。