チャペル・ローン、デビューAL発売記念日に“素晴らしくて、困難な”1年間を振り返る
チャペル・ローンがデビュー・アルバム『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』をリリースしてから1年が経過した。現地時間2024年9月22日に、26歳のミュージシャンである彼女はこの記念すべき日をインスタグラムで祝った。 チャペルは同アルバムの宣伝用ポスターが複数枚貼られた壁の前で、LP盤を手に持っている写真を投稿し、14曲入りのこの作品をリリースしてからの12か月間で人生が“永遠に変わった”と綴り、「素晴らしくて、困難な、美しくて、目を見張るばかりの、力を与えてくれる、人生観が変わるような、あらゆる感情が湧き起こる(1年)でした。いろいろありがとう、ありがとう、ありがとう。このプロジェクトに参加してくれて、私を信じてくれてありがとう」と続けた。 米ミズーリ州出身の彼女は、この1年間の成功は“これを破綻させずに維持できるよう昼夜を問わず懸命に働いてくれるチーム”の協力なしにはあり得なかったと述べ、“私はとても幸運で、とても愛されていると感じています”と付け加えた。 ダン・ニグロがプロデュースした『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』は、2023年9月のリリースから数か月経ってから、ようやく本格的にヒットし始めた。この春、オリヴィア・ロドリゴの【ガッツ・ワールド・ツアー】でのオープニング・アクトとして注目を集めたチャペルのデビュー作は、4月に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で127位に初登場した。その後、夏フェスでの話題性のあるパフォーマンスのおかげでアルバムは数か月にわたって順調にチャートを上昇し、8月下旬にはついに2位に達した。 アルバム収録曲が同ソング・チャート“Hot 100”にチャートインしたのは6月になってからで、その時ようやく「Red Wine Supernova」と「Hot to Go!」がランクインした。それ以来、「My Kink Is Karma」、「Pink Pony Club」、「Casual」、「Femininomenon」でもチャート入りを果たしたが、現在までの最大のヒットは6位を記録したシングル「Good Luck, Babe!」だ。 ジェットコースターのような道のりには、2024年の【MTV VMAs】で<新人賞>を受賞するなど、大きな喜びもあったが、彼女は名声の陰の部分についても率直に語っている。英ガーディアンとの最近のインタビューで彼女は、「先週、精神科医のところに行ったんです。自分が“どうなっているのかわからない”と感じたから」と明かした。 「彼女は私を重度のうつ病と診断しました。悲しくないから自分がうつ病だとは思いませんでした。でも重度のうつ病の人の症状が全部自分にも当てはまるんです。人生がすべて変わってしまったからだと思います。私が本当に好きなことはすべて、今や負担を伴うものになってしまいました」と彼女は続けた。