優秀だが仕事の締め切りにルーズな人に「守ってね」とただ言うだけはダメ。いつもギリギリな人に効果ある、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
部下に締め切りを守らせる言葉
優秀だが仕事の締め切りにルーズな部下がいる。何か業務を頼んでも「締め切りギリギリで出せば大丈夫だろう」と、考えてしまう。上司としてはもっとやる気を出してほしいのだが、「やる気出していこう」と言っても梨の礫(なしのつぶて)。うまい締め切り設定の仕方はないか?
やる気を出させるのではなく、具体的な設定をするほうがいい
優秀な人ほど、自分の能力と業務内容を比較して「これくらい頑張れば仕事が終わる」と読めるもの。余力を残して納期ギリギリに仕上げる人や、場合によっては「納期をちょっと過ぎても提出物の完成度が高ければOK」と、甘く考える人もいるでしょう。 狡猾と思うかもしれませんが、別に悪いことではないし、そうした行動がとれる時点で優秀な証拠です。ただ、優秀な人にはもっと動いてもらいたいのが上司のホンネですよね。 とはいえ、「締め切りを守ってね」とか、「優秀なんだからもっとやる気を出そう!」と言ったところで何も変わらないと思うのです。そんな言葉の裏にある狙いなど見透かされているでしょうし。 そもそも、「やる気があるかどうか?」という主観的なところで判断すると、考え方のズレが出るので意味がありません。「やりたいことにどんどんチャレンジしよう」とやる気を促す上司が空回りするのと一緒で、多くの人は「特にありません」で終わります。 なので、もっと動いてもらいたいなと思うなら、「何をいつまでにやるのか?」という具体的な話をするほうがいいです。大事なのは本人のやる気ではなく、あくまで決められた仕事を早く的確に完成させることです。