【ボクシング】棒立ちで吹っ飛ぶKO勝ちの衝撃!UFCダナ・ホワイトも素質を見抜き2年前から支援
9月20日(金・現地時間)アイルランド・ダブリンのボクシング興行で、ダナ・ホワイトUFC代表が2年前から支援を行っていたWBCアメリカ大陸スーパーウェルター級王者カラム・ウォルシュ(23=アイルランド)が、衝撃的な2R 一撃KO勝利。相手は棒立ちのまま吹っ飛び、10カウントで戦闘不能となった。 ホワイト代表もリングサイドで喜び、試合前日には「これからボクシングに参入する」と宣言している入れ込みようだ。 【フォト・動画】棒立ちで吹っ飛ぶKO勝ち!その恐るべき瞬間 ウォルシュはアイルランド出身、12戦無敗(10KO)のイケメンボクサーだ。 ホワイト代表は22年、デビュー4戦目の彼の試合を見て「特別なものがある」と感じ、スポンサーに名乗り出た。以後ソーシャルメディアの宣伝や、UFCファイトパスの中継など様々な方法でバックアップしている。 今回も試合前からホワイトのSNSはこの”推しボクサー”ウォルシュ一の宣伝一色だ。ウォルシュはずっとアメリカで試合してきたが、今回は初の地元興行、UFCファイトパスでも放送された。 相手は22勝(6KO)2敗のベテランボクサー、プシェミスワフ・ルノフスキ(30=ポーランド)だ。 試合は序盤から、サウスポーに構えたウォルシュの左が突き刺さる。 2Rにはボディを攻めると、ノーガード気味に。すると相手が接近し、打ち合いに来たが、オーソドックスの相手の右と、ウォルシュの右が互いに相打ちに。直後、動きの止まった相手のガードが空いた顔面へ、ウォルシュの強烈な左フックがヒット! 相手は硬直したようにぶっ飛び、這いつくばった。 レフリーがカウントするも、立ち上がるも時遅し、10カウントとなり、ウォルシュが地元な鮮烈なKO防衛を果たした。 勝利が告げられると、リングには観客からビールが降り注ぐ。ウォルシュは「ホワイトが傘を持ってきてくれればいいのに」と冗談を言い、リングサイドのホワイトと拳を合わせた。 ホワイトは試合前日この興行の会見に出席、ボクシング界に参入するとコメントし「もうすぐ大きな発表がある。俺は、やる。今までを見てわかるように、やらないことは決して言わないからな」と宣言した。 ホワイトは、近年話題を博しているビンタ大会『パワー・スラップ』を主導、次はボクシングのプロモートを行うようだ。 今月14日にラスベガス・スフィアで行われた『UFC304』は、サウジアラビアでボクシングのビッグイベントを行うトゥルキ・アラルシク総合娯楽庁長官のスポンサードによって行われ、『リヤドシーズンNoche UFC』と名称が変更。 多くの海外メディアでは、今後ホワイトがアラルシクと組んで、新しいボクシングベンチャーを立ち上げられるのではないかと見立てられている。 このプロスペクトボクサー・ウォルシュを押し立てた、UFCとも絡んだ新たなボクシング興行が誕生するのか。