高校生ドラフト期待度ランキング50位-41位 破壊力抜群の大阪桐蔭スラッガー、甲子園で躍動したスピードスターらがランクイン!
45位 平 悠真投手(高知) 183センチ80キロ 右投げ右打ち 直球の威力:A 投球フォーム:B 制球力:C 変化球:B 将来性:B 指名順位:育成枠 将来像:北山 亘基(日本ハム) 下級生時から伸びのある快速球を投げ込んでいた速球派右腕。今夏の高知大会では145キロ~148キロを安定して計測するなど、力のある速球を投げていた。130キロ近いスライダーの精度も高く、しっかりと腕が振れたときのボールは見応えがある。ただ簡単にボール球になることが多く、投球の組み立てができていない。投球術、制球力など課題が多く、時間がかかる投手だ。 44位 中村 奈一輝内野手(宮崎商) 183センチ70キロ 右投げ右打ち 長打力:C 巧打力:B 守備力:A 走力:B 将来性:B 指名順位:育成枠 将来像:堂上直倫(元中日) この夏、甲子園に出場した宮崎県を代表する大型遊撃手。高い身体能力を活かした遊撃守備は躍動感があり、魅力的だ。投手として140キロ台の速球を投げるということもあって、送球はかなり力強い。 体は細く、腰が入りきっていない打撃フォームは力強さに欠けるが、体重を増やすことでパワーをつけて、打撃フォームの改善が見えれば、大きく変わる可能性はある。 43位 岡本 琉奨投手(八戸工大一) 176センチ85キロ 左投げ左打ち 直球の威力:B 投球フォーム:B 制球力:B 変化球:B 将来性:B 指名順位:育成枠 将来像:高橋聡文(元中日) 2年生時から活躍していた変則派左腕。夏はセンバツと比べるとフォームのバランスも良くなり、威力ある140キロ中盤の速球を両サイドに散らせることができるようになった。スライダー、カーブの精度も悪くなく、着実に進化が見られた。投球スタイルは中日、阪神で中継ぎとして532試合登板した高橋聡文投手の現役時代とよく似ている。
阪神投手の“二刀流”弟は打者として高評価
42位 上原 堆我投手(花咲徳栄) 176センチ85キロ 右投げ右打ち 直球の威力:B 投球フォーム:B 制球力:B 変化球:B 将来性:B 指名順位:育成枠 将来像:酒居知史(楽天) 今年の甲子園出場に貢献した本格派右腕。体全体を使った投球フォームから繰り出すストレートは常時140キロ中盤を計測し、終盤になっても球威が衰えないスタミナが魅力。120キロ後半の縦スライダーも落差があり、まとまりのある投球ができる。だがプロレベルでみると、まだ突出したものがない。基礎体力はあるので、数年後には常時140キロ後半の速球、切れのある変化球で勝負する投手に成長しそうだ。 41位 茨木佑太投手(帝京長岡) 176センチ85キロ 右投げ右打ち 直球の威力:C 投球フォーム:B 制球力:B 変化球:B 打撃力:B 巧打力:B 将来性:B 指名順位:投手なら育成枠 野手なら下位 将来像:岡大海(ロッテ) 阪神の茨木 秀俊投手の弟として注目されてきた大型選手。投手としては140キロ前後の速球を両サイドへ丁寧に投げ分け、ゲームメイクができる完成度の高い投球を見せる。打者としては豪快なスイングで夏の大会でも場外本塁打を記録した。しかし、投手としては球威不足で、他の高校生投手にはやや見劣りする。本指名は厳しいだろう。 ただ、打者としてはかなり良いものをもっており、脚力も高い。球団によって長距離打者として育成するプランもあるのではないか。本格派右腕からの打者転向の例としてはロッテの岡大海外野手(倉敷商)がいる。岡のような選手になるかもしれない。