<早見沙織>「ワイルドカード」吹き替えで天才詐欺師に 変幻自在の演技に注目
人気海外ドラマ「ワイルドカード~捜査バディは天才詐欺師!?~」がWOWOWで8月21日から放送され、日本語吹き替え版に声優の早見沙織さん、木島隆一さんが出演する。同作が日本で放送されるのは初めて。詐欺師と刑事のコンビの活躍を描いたカナダ、米国の人気ドラマで、早見さんは、頭の回転が速く、口八丁手八丁で相手を騙す天才詐欺師のマックス・ミッチェル(ヴァネッサ・モーガンさん)、木島さんは、堅物の刑事のコール・エリス(ジャコモ・ジャンニオッティさん)の吹き替えの声優を務める。変幻自在の天才詐欺師の吹き替えを担当する早見さんに、収録について聞いた。 【写真特集】早見沙織 天才詐欺師役語る! 写真も公開
◇緩急を大切に
同作は、仕事熱心な刑事だったが、罠にはまり、海上部隊に左遷されたエリスが、ある事件で逮捕された女性詐欺師マックスとコンビを組むことになる……というストーリー。全10話。8月21日から毎週水曜午後11時に放送・配信される。字幕版は、毎週木曜午後10時に放送・配信。
海外で大人気のドラマで、早見さんは「次が見たい!と、どんどん見てしまいました。収録の度に次は!次は!となって。事件などシリアスな展開はありますが、最終的に明るく終わるところが魅力だと思っています。現時点では第4話までしか収録していないので、その先はまだ分からないのですが、軽やかな気持ちで見終わることができますし、気負わずに見るきっかけになるのかな?と思っています」と話す。
エリスとマックスの凸凹コンビのやり取り、関係が作品の魅力の一つになっている。
「話が進んでいくと、2人の関係性がどんどん変わっていきます。最初はエリスが引っ張り回されますし、マックスについていくのは大変なんだろう……と思わせる始まりですが、エリスもノリがいいんだ!?となるおちゃめなところも垣間見えるようになります。エリスは元々、誠実で堅物なところがありましたが、隠されていたおちゃめなところをマックスが引き出してくるところも魅力的なんです。序盤に、お互いのことを知ろうとするシーンもあります。生い立ち、家族に対する思いなどを開けっぴろげに話すシーンがあって、そのようなやり取りから仲を深めているんでしょうね」