海水浴シーズン ビーチで津波が来たらどうしたらいいの?
「数十センチ」でも怖い津波
数メートルといった大津波だけが恐ろしいのではありません。津波は数十センチでも大変危険です。内閣府が東日本大震災の被害実態などから陸地に浸水した津波の高さと死亡率を分析したところ、30センチで死者が発生し、70センチでは7割、1メートルではほぼ全員が死亡するという結果が明らかになりました。実際に1983年の日本海中部地震の津波によって、青森県十三湖では70センチの津波で釣り客6人が亡くなっています。 神奈川県災害対策課では、「海辺についたら、津波情報看板等で避難場所・避難経路を確認しましょう」とビーチの津波対策の確認を呼びかけています。その上で、「海水浴中に強い揺れや長い時間の揺れを感じたら、すぐに海岸を離れ、高台などの避難場所に避難してください。また、津波注意報などが解除されるまでは、荷物を取りに戻ったり、様子を見るために海岸に近寄ったりしないでください」と、海水浴時の津波への対処法を周知・啓発しています。 (大浜信治/ティダヌファ)