【死ぬまでに乗りたい】フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェとエンスー魂で情熱を注ぐならどれ? 20位~11位篇 2023年度に注目を浴びたクルマ・ベスト100
買えるものなら、このクルマ!
あっという間の年度末到来! 雑誌『エンジン』の大人気企画、輸入車、日本車ともにいま買える新車の中から、41人の自動車ジャーナリストと36人のエンジン・プレミアム・クラブ(EPC)会員が注目の100台を選んだ「エンジン・ホット100ニューカーズ・ランキングズ」も総決算。エンジンウェブで未公開だった100位~1位までの全100台を、ランキング形式で発表していきます。クルマ好き垂涎の人気車や最終モデルも多数ランクイン。自動車ジャーナリストの皆さんの熱々コメントもぜひ参考にしてください。 【写真と順位表】2023年度に注目を浴びたクルマ・ベスト100、20位~11位篇 ※購入可能な車両及びその本体価格は、2023年7月現在のものです。 ◆第20位 フェラーリ・ローマ(スパイダー含む) 流麗なGTクーペ、特にデイトナを愛する者には、ローマも魅惑的で美しさに吸い寄せられる。無論、現代フェラーリの速さと硬質な乗り味も絡む。(桂 伸一さん) ちょっとやりすぎ感の強い現行モデル群のなかにあって、フェラーリらしい伝統美を受け継ぐ貴重なモデル。幌屋根のスパイダーもエレガント。(桐畑恒治さん) ◆第19位 レンジローバー(LWB含む) すべての所作が上質でゆとりに溢れた至高のマジック・カーペット・ライド。「木と革」の世界観から脱却し「新たな高級感」を実現したSVに脱帽。(藤原よしおさん) スポーツカー方面の原点的憧れが911ならクロカン/SUV方面はこのクルマ。昨年登場した新型はややネタ切れ気味のリファイン版と言えなくもないが、元々高みに達しているので仕方ない。時代がどうあれ速くて豪華で快適という欲を肯定し、与えてくれるわかりやすさがいい。(塩見 智さん) ◆第18位 ベントレー・コンチネンタルGT(V8、V12、スピード、マリナー、コンバーチブル含む) コンバーチブルで、クルーズするのは日常から解放される気分。美しくゴージャスなインテリアと極上の乗り心地によって、天にも昇る気持ちになる。V8もW12も上質なフィーリングで素晴らしい。最高のグランドツアラーだ。(荒井寿彦さん) 「一度はベントレーオーナーになる!」、それがこいつを選んだ最大の理由。しかも、どこから見てもカッコよくパワーも十分。それにエアサスのセッティングは最高でアグレッシブに攻めても破綻なし。W12に憧れるけど長く付き合うならV8かな。(九島辰也さん) ◆第17位 フェラーリ・プロサングエ 最大の驚きはアクティブ・サスペンションの働き。重心高とロールセンターの関係が、従来の常識とはまるで異なっていて、ハンドリングと快適性のバランスは異次元レベル。ここにV12の官能性を組み合わせたセンスが、いかにもフェラーリらしい。(大谷達也さん) フェラーリではこのクルマを「4ドアのスポーツカー」と呼ぶ。たしかに4WDシステムの作動は低速のみ。高速では後輪駆動による走りを堪能できる。「これからも12気筒にこだわりたい」と同社重役。こだわってほしい。(小川フミオさん) ◆第16位 トヨタGRヤリス 乗れば乗るほどポテンシャルの高さを痛感する。FFっぽいハンドリング特性が手の内に入る操りやすさを実現。しかも凝りまくったスペシャルモデルなのに安い。(大井貴之さん) やはり武闘派のクルマを持っていたい。今からオーダー入れると様々な改良を受けたバージョン2が納車になる? 毎日の足にも使えます。(国沢光宏さん) ◆第15位 ポルシェ911カレラ&カレラ4クーペ(T、S、GTS) もうすぐ自分のクルマ人生も、内燃機関のスポーツカーの時代も終わるかと思うと、いてもたってもいられない気分になる。古くても新しくてもいい。RRでも4WDでもいい。とにかく911に少しでも長く乗っていたい。わが人生で出会った最高のクルマだ。(編集長・村上) どこまで原点回帰するかという話だが、ここはひとつ子供時代の憧れにまで遡ろう。当時憧れたモデルが変わらぬ車名と評価で存在してくれるのは問答無用で素晴らしい。せっかく新車が待ってくれるのに買える見込みが立たないまま峠を超えた我が人生は問答無用でダサい。(塩見 智さん) ◆第14位 フィアット500e 愛らしいデザインが魅力のフィアット500が、電気自動車の爽快な走りを手に入れたのだから、つまらないはずがない。オープン版があるのもうれしい。(生方 聡さん) BEVもまた選択肢の一つ。魅力あるデザインやコンセプトであれば、多少の不便があっても人は欲しくなるもの。この時代に必要なBEVの姿を教えてくれた。(西川 淳さん) ◆第13位 ランボルギーニ・ウラカン(テクニカ、STO、EVOスパイダー、ステラート含む) 最新作ではRWDで4WDと同等の姿勢制御を実現。サーキットで振り回すのに、これほど楽しいミッドシップ・スーパースポーツカーは他にない。(大谷達也さん) 国際試乗会で走らせたウラカン・ステラートの楽しさは今年上半期ダントツ。真横を向きながら踏んで行けるオフロードはもちろん、高速ドリフト自在なターマックでの走りにシビレた。色物ではなくスーパースポーツの新たな道を切り拓く存在だ。(島下泰久さん) ◆第12位 ケータハム・セブン(170、480含む) とにかく簡素で軽いから、走ればすこぶる楽しい。なのに、燃費は良くてタイヤも減らないし、雨の日は乗りたくならないから、たまに走るだけで大満足。「走るシーラカンス」のような古い設計だが、これぞ現代にぴったりのエコスポーツカーなのかも。(佐野弘宗さん) 2022年の5位からジャンプアップ。マイホット20で人気急上昇中。こんなにプリミティブで刺激的なスポーツカーはほかにない。まるで公道がサーキットなるような感覚がすごい。エンジンの振動も最高。還暦オヤジのカンフル剤に最適。(編集部・塩澤) ◆第11位 BMW M3(セダン、ツーリング)&M4(クーペ、カブリオレ) クルマ好きのお父さんにとっての最高峰。良くできた可変ダンパーのおかげもあって、家族旅行からサーキット走行まで難なくこなす。しかもメチャクチャ速い。新たにツーリングが追加され、アウトドア派もM3が楽しめるようになったのは朗報。(編集部・新井) M4のMTにも惹かれるが、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能付きのATなら、仕事や買い物からサーキットまでまさに万能の相棒になるはずだ。(島下泰久さん) (ENGINE2023年9・10月号)
ENGINE編集部
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