豊島園駅がリニューアル 「ハリー・ポッター」仕様に 「としまえん」のベンチもリメイクで…
日テレNEWS
西武鉄道の豊島園駅が16日、華々しくリニューアルされました。 外観は真新しい普通の駅ですが、中に入ってみると、ホームの柱や看板は赤く塗られ、レトロな雰囲気を醸し出していました。古風なデザインのベンチが置かれ、今では街中でほとんど見かけなくなった電話ボックスも設置されていました。 この駅が表現しているのは、世界的に大ヒットした映画「ハリー・ポッター」です。映画の世界観を体験できる施設「スタジオツアー東京- メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が来月、東京・練馬区にあった遊園地「としまえん」の跡地にオープン予定なのです。 駅の利用者 「昔とすっかり変わっちゃったな。いよいよ開園が間近なんだな。期待感・楽しみはありますね」 遊園地「としまえん」が無くなっても、駅の名前は「豊島園」のままです。 4月、深夜の駅には、かつての遊園地「としまえん」の姿を残そうと奮闘する西武鉄道の作業員の姿がありました。作業員は模型の列車をのせる小さな線路を設置していました。線路にのせるのは、60年以上前に「としまえん」で活躍していた模型の列車です。今回の駅のリニューアルに合わせて「空飛ぶ魔法の列車」として修復されました。 列車のほか、電話ボックスやベンチなども「としまえん」で使用されていたものをリメイクしたということです。 魔法の町に変わっても、「としまえん」の歴史が訪れる人を今も見守っています。