「大人のサッカーに成長してきている」闘莉王がシリア戦で躍動した久保建英を絶賛! FKで菅原の得点場面では「蹴らすんじゃねーぞと思っていた」
「きちんとポイントを押さえられる選手になってきた」
元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネルで久保建英を称賛した。 【動画】圧勝シリア戦の森保Jを闘莉王氏が格付け! 11月21日に行なわれた北中米ワールドカップのアジア2次予選第2戦で、日本代表はシリア代表と対戦し、5-0の完勝を収める。久保はこの試合に4-2-3-1のトップ下で先発し、32分には強烈なミドルシュートで先制点をゲット。その他にも、卓越したスキルを随所で披露しチャンスを演出した。 絶大な存在感を示した22歳レフティについて、闘莉王氏は「相変わらず試合の流れをどんどん読むようになってきている」と評し、この試合のMVPに選出した。 「右で絡んだりとか、左で絡んだり。今日の1得点も、相手が引いているから、なかなか中から崩していかない。じゃあ、ミドルシュートでどうにかしようと」 日本は均衡を破るまで、やや攻めあぐねていたが、久保がそのモヤモヤ感を吹き飛ばす見事な一撃を突き刺してみせた。 「あそこで相手が崩れた。そういうところで、きちんとポイントを押さえられるぐらいの選手になってきた。何が要求されているんだ、答えはこれだっていうことを、自分の引き出しから出してくれるのは頼もしいですね。非常に良かったプレーです」 久保の先制弾から日本は一気に勢いづき、上田綺世の2ゴールで前半を3-0で終えると、後半にも2点を加えた。ゴールラッシュの口火を切り、流れを引き寄せた久保の活躍ぶりに、闘莉王氏は「大人のサッカーにどんどん成長してきている」と感心する。 久保は47分、好位置で得たFKの場面では、蹴る振りからボールを少し転がして、菅原由勢の代表初ゴールとなるチーム4点目をお膳立てした。 闘莉王氏は「よく菅原選手に蹴らしたな」と驚き。「あれ、入れてなかったら、久保選手に喝を入れようかなと思ったぐらい。蹴らすんじゃねーぞと思っていたら、菅原選手が入れてくれましたね」と振り返ったが、セットプレーのキッカーとしても久保には大きな期待を寄せているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部