【写真：産経新聞社】

　交流戦に突入している2024年シーズンのプロ野球。各チームで主力選手の不調や故障などのアクシデントが起きているが、ファームでくすぶっている選手にとってはチャンスとなる。特に前年から一軍出場がない選手は、是が非でも一軍昇格を勝ち取りたいところだ。そこで今回は、前年から一軍出場がないヤクルトの選手を紹介したい。

近藤弘樹

【写真：産経新聞社】

・投打：右投右打 ・身長／体重：186cm／103kg ・生年月日：1995年6月27日 ・経歴：安佐北高 – 岡山商科大 ・ドラフト：2017年ドラフト1位 　2021年にブレイクの兆しを見せた近藤弘樹。長らく故障に苦しみ、現在は育成選手契約となっている。 　2017年ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。ルーキーイヤーから一軍登板を経験したが、思うような活躍ができず、わずか3年で戦力外通告。その後、東京ヤクルトスワローズに育成選手として加入した。 　移籍を機にシュートボールを習得すると、一気に才能が開花。移籍初年度の開幕前に支配下契約を勝ち取ると、開幕から14試合連続無失点を記録した。 　しかし、5月の登板で右肩の違和感を訴えて負傷降板。同年は最終的に22試合の登板で11ホールド、防御率0.96と圧巻の数字をマークしたが、以降はマウンドから遠ざかった。 　翌2022年は一軍、二軍ともに登板なしに終わり、同年オフに再び育成契約に。 　昨季は二軍で実戦復帰し、16試合の登板で防御率1.12の好成績を残したが、今季は3月を最後に再び実戦から離れている。