ポチェッティーノはアメリカ代表をどう変える? DFリチャーズが描く野心「アメリカサッカー界がより成長しようとしているサインの1つ」
10月の親善試合よりポチェッティーノ体制始動
自国開催だった今夏のコパ・アメリカ2024でグループステージ敗退に終わり、アメリカ代表は監督グレッグ・バーホルターの解任を決定。その後任に選んだのは、トッテナムやチェルシーを指揮してきたマウリシオ・ポチェッティーノだった。 ポチェッティーノはクラブで経験を積んできた監督ではあるが、代表監督は初めてだ。アメリカ代表での仕事が上手くいくか未知数なところはあるが、クリスタル・パレスでプレイするアメリカ代表DFクリス・リチャーズはこの動きを大歓迎している。 『ESPN』によると、リチャーズはポチェッティーノのことをトップレベルの指揮官と最大限のリスペクトを示しており、ポチェッティーノを選んだアメリカサッカー協会の本気度にも感謝を口にしている。 「クラブシーンにおけるポチェッティーノの成功は誰もが知っている。これはアメリカサッカー界がより成長しようとしているサインの1つだ。MLSの中から監督を選ぶという安全策もあったはずだけど、アメリカはポチェッティーノのような実力ある監督に声をかけた。これは非常に印象的なことだよ。彼との仕事がとても楽しみだし、一緒に勝利を重ねていけたらと思う」 アメリカ代表とポチェッティーノが目指すのは、メキシコ、カナダとの共同開催となる2026ワールドカップでの上位進出だ。リチャーズはそこへも野心たっぷりで、優勝の目標を掲げている。 「たまに『ワールドカップでどこまで行けると思う?』と聞かれることがあるけど、『優勝したい』と答えるよ。僕たちは最高の存在になりたい。勝ちたいんだ」 果たしてポチェッティーノは2026ワールドカップでアメリカを上位へ導ける監督なのか。アメリカは今月13日にパナマ、16日にメキシコと親善試合を戦う。どちらも北中米のライバルチームであり、パナマにはコパ・アメリカでやられたばかり。まずはここでポチェッティーノの腕が試されることになる。
構成/ザ・ワールド編集部