中国新興EV「零跑汽車」、海外進出を急加速の野望 資本提携先のステランティスの拠点など活用
■ポーランドの工場で試験生産 この問題への対応について、朱董事長は自身の考えを次のように述べた。 「海外市場で(中国メーカーが)自動車を大量販売したいなら、関税問題の有無にかかわらず、現地生産以外の選択肢はない」 ステランティスは2024年6月、同社のポーランドの工場で零跑汽車のEVの試験生産を行ったことを明らかにした。だが、その後の進捗に関する具体的な情報は開示していない。 「EUの追加関税を回避するには、車両の現地生産だけでは不十分だ。ヨーロッパ製の部品の調達率も一定以上に引き上げる必要があり、(追加関税の)細則の発表を待たなければならない」
零跑汽車の高級副総裁(副社長に相当)を務める曹力氏は財新記者の取材に対し、追加関税の問題は見た目よりも複雑だと説明した。 (財新記者:翟少輝、余聡) ※原文の配信は10月16日
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