「最後の1人まで」イスラエルで続く解放の祈り、訪日した元人質ノア・アルガマニさんの証言
囚われているイスラエルの家族 海にいても陸にいても 神が彼らを憐れんでくださるように 苦難から安らぎに、暗黒から光に、奴隷状態から贖いに 速やかに導いてくださるように、アーメン ユダヤ教には「ピドゥヨン・シュブイーム」(囚われた人々の贖い)と呼ばれる教えがある。同胞の解放のためには最大限の努力を尽くすという考えである。(「『囚われた人々』奪還へ突き動かすイスラエルの教え」参照) 上述の祈り以外にも、兵士の無事を願う祈りや負傷者のための祈りなど、苦難にある同胞のための祈りは数多く存在する。ユダヤ人に限らず、イスラエルに住むあらゆる民族は「イスラエルの家族」と見なされる。今回救出されたベドウィン男性のように。
拉致された無辜の市民が家族のもとへ帰還できるよう、最後の1人まで、筆者も願い祈るものである。
谷内 意咲 :ミルトス代表