巨人入りの田中将大、旧友・坂本勇人と「一緒のチームでプレーできるのはうれしい」【入団会見・一問一答】
巨人入りが決まった前楽天の田中将大投手(36)が25日、東京都内のホテルで入団会見に臨んだ。報道陣との主な一問一答は次の通り。 ◆里田まい、田中将大に”家族ショット”の熱烈エール【写真複数】 ―巨人を選んだ理由 やりがいを感じたいという所で、一番熱くお声がけをしていただいたので、迷うことはなかった。 ―(小学生時代の少年野球チームで一緒だった)坂本と再びチームメートになる 想像もしていなかったけど、一緒のチームでプレーできるのはやはりうれしい。昨晩「よろしくお願いします。いろいろ教えてください」と連絡した。 ―坂本からの反応 こちらこそよろしくということと、分かんないことがあったら聞いてな、と言ってもらえた。 ―巨人の印象 プロ野球史の先頭をずっと引っ張っているチーム。そういう球団でプレーできるのは光栄。 ―セ・リーグの印象 アメリカ時代も含め、DHがないリーグに身を置くのは初めて。新たなチャレンジになるので、どういう形であれチームに貢献したい。 ―プロ19年目の決意 今季を振り返って、これほど野球で何もできなかったシーズンは初めて。めちゃめちゃ悔しかったので、25年はやり返したい気持ちもありますし、チームは変わりますけど、自分にできることっていうのを常に頭に置きながら行動していきたい。 ―阿部監督から2桁勝利と貯金を期待されている 自分としても投げる試合は全て勝つ気持ちでやっていますし。もう10年以上も前の話ですけども、全て勝ってきたこともあるので。年齢を重ねて、もちろん衰えていって、そのときに比べれば衰えていってる部分っていうのはありますけども。その分長くやってきたことによっての経験だったり、いろんな引き出しっていうものはそのころにもあると思うので、1つでも多く勝利に結びつく投球ができればなという風に思っています。 ―背番号11への思い ご提示をいただいて、その中で11という数字を聞いたときにですね、僕も子供のころジャイアンツファンで、斎藤雅樹さんが投げている姿を見て、すごく好きな投手だったので。真っ先にその斎藤雅樹さんっていうのが思い浮かんでですね。これも何かの縁なのかなっていう風に勝手に思って、11番でプレーさせていただくことになりました。 ―今のコンディション (楽天の退団発表から)1カ月ぐらいたちますけども、そのときよりもいいという風に感じています。 ―日米通算200勝への思い ここ数年ずっと聞かれて、ずっと答えて、ずっと達成できてないんで、いいかげんクリアしたいなっていう気持ちですけども、そんな自分に対してもフラストレーションたまるし、一気に何個も勝てるわけじゃないので。まずはやはり先発ローテーションに入っていけるように、競争に勝っていかないといけないと思います。 ―球団が変わることで、投球スタイルに変化が出るか チームは変わりますけども、自分の投球を常に良くしていきたい、改善していきたいという思いでやっていて、このオフもさまざまなことを取り組んでいる。なのでチームが変わったから、リーグが変わったからというよりは、今取り組んでいることを形としてやっていく中で、また環境も変わってくる。コーチだったり、周りの選手、若い選手から学ぶこともたくさんあるので、まずは練習などを一緒にして、僕もいろいろ吸収してまた変化していけたらなという風には思ってます。 ―阿部監督の印象 現役時代に対戦したこともありますし、やはり捕手の方なので、見ている景色というか、考えられてることが、周りよりもたけているだろうなとと勝手に思ってます。 ―楽天ファンにメッセージ イーグルスで11年プレーして、たくさんのファンに支えていただいた。こういう形でチームを去ることになりましたけど、大きく育ててもらった感謝の気持ちはこれからも変わらない。イーグルスの田中将大ではなくなりましたけど、これからも田中将大のことを変わらず応援していただきたいなと思いますし、これからプレーする姿を東北の皆さん、イーグルスファンの皆さんに届けられるようにしっかり頑張らないといけない。
中日スポーツ