石の重さは最大2トン!「熊本城・宇土櫓(うとやぐら)」復旧に向け石垣の取り外し工事始まる
熊本放送
2016年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の宇土櫓(うとやぐら)の復旧に向け、その石垣の復旧工事がきょう(21日)から始まりました。 【写真で見る】熊本城・宇土櫓 復旧に向けた石垣の取り外し工事の様子 上岡梨紗アナウンサー「高さ21メートルある石垣の一部の築石が、クレーンで丁寧に取り外されています」 「宇土櫓続櫓(うとやぐら つづきやぐら)」は、熊本地震で石垣の一部が崩れるなどの被害を受けました。 21日に始まったのは、石垣の積み直しに向けて、全体の約3割、2200個ほどの石を取り外す工事。一つの石の重さは重いもので2トンにもなり、作業員が写真を撮りながら、形などを確認していました。 しかし宇土櫓は、いつ建てられたかなど解明されていない点が多くあります。今後は工事とともに、その謎をひも解く調査も行われます。 熊本総合事務所復旧整備課 岩佐康弘課長「土台となっている石垣を外していくことで、中から何か見えてこないか。そうしたところは楽しみです」 解体作業は来年9月末までの予定で、積み直しが終わるのは2027年度中となる見通しです。
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