アジア選手権のダブルス金メダルを自信に、五輪の舞台目指す 卓球・横井咲桜 リレートークON&OFF
10月13日までアスタナ(カザフスタン)で行われた卓球のアジア選手権で、ミキハウスでチームメートの大藤(おおどう)沙月選手と組んだ女子ダブルスで金メダルを獲得することができました。 最初はびっくりしたのが正直な気持ちでしたが、祝福のメッセージをたくさんいただいて、アジアのチャンピオンになれたんだなと少しずつ実感しています。 決勝は張本美和選手、木原美悠選手のペアとの日本勢対決でした。2セットを連取した後、追いつかれて簡単にはいかないなと思ったけれど、最終セットは11-0で勝つことができました。持ち味のサーブから工夫して先手を取ることができたのが勝てた要因だと思います。 ペアを組んだ同い年の大藤選手は中学、高校も一緒で、昔から切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲なので、いつも刺激をもらっている存在です。私自身は思い切ったプレーが強みでもあるんですが、大藤選手はブロックもうまくて手堅いところがプレースタイルなので、一緒にダブルスを組んでいても、すごく勉強になります。 私は両親の影響もあって、5歳から卓球を始めました。続けるのがいやになった時期もあったけれど、小学6年のときに2016年リオデジャネイロ五輪で女子団体で石川佳純さんらが銅メダルを獲得した姿に衝撃を受けて、私もいつか五輪の舞台に立ちたいと思うようになりました。 来年5月には世界選手権があるので、出場権のあるダブルスはもちろん、シングルスでも金メダルを目指していきたいと思っています。日本の女子もレベルが高くなっている中、他の選手へのライバル意識もあるけれど、相手を尊敬する気持ちを持つことも大事だと考えています。刺激し合いながら、自分も日本を背負っていけるような存在になっていきたいです。 アジア選手権では女子団体のメンバーが中国を破って金メダルを取る姿を見ました。私も今回のダブルスでの金メダルを自信に、シングルスや団体でも力をつけ、28年ロサンゼルス五輪を目指していきたいと思っています。(談) ◇
ミキハウススポーツクラブの選手が自身の活動を通して競技の魅力などを発信します。