根室の落石木道本格的補修へ 6月から1カ月立ち入り禁止
北海道の根室市は根室十景の一つ「落石岬と灯台」に通じる木道を補修するため、6月1日から1カ月間、立ち入りを禁止する。老朽化から傷みがひどく、来訪者のけがも懸念されることから、夏休みの観光シーズンを前に本格的な修繕を行う。 この木道は、根室海上保安部が落石灯台の管理、保全のため1996年に設置したもので、現在は市が管理している。総延長は615㍍。 落石湿原の上に立地するなど厳しい環境下にあり、材料の木材も朽ちやすく、現在は数十カ所で床材が抜け落ち、土台も傾くなど危険な状況が確認されている。 市は秋にも木道下の地質調査を行い、本格的な対策を検討することにしているが、観光シーズンを前に修繕することにした。立ち入り禁止期間は6月30日まで1カ月間を予定している。
釧路新聞