なにわ男子 西畑大吾、『新・暴れん坊将軍』で徳川家重役に 初のまげ姿で左腕の殺陣に挑む
2025年1月4日21時よりテレビ朝日系で放送される松平健主演ドラマ『新・暴れん坊将軍』に、なにわ男子の西畑大吾が出演することが決定した。 【写真】まげ姿の西畑大吾 『暴れん坊将軍』は、“名君”と誉れ高い八代将軍・徳川吉宗が、貧乏旗本の三男坊・徳田新之助、通称“新さん”として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこるさまざまな悪を討つ時代劇シリーズ。 新たによみがえる『新・暴れん坊将軍』は、吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸の町が舞台。オリジナルシリーズでは若き将軍だった吉宗もいよいよ還暦を控え、“世継ぎ問題”に直面することに。後継問題に揺れる吉宗と江戸城内の人間模様、さらには城下町で起こる陰謀渦巻く難事件が、新たなキャラクターと時代性を加えて描かれる。 監督を務めるのは、『クローズZERO』(2007年)、『ミッドナイト』(2024年)などの三池崇史。脚本は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』、大河ドラマ『青天を衝け』などを手がけてきた大森美香が担当する。 西畑が演じるのは、吉宗の嫡男・家重。家重は、次期将軍候補でありながら、病により右腕が動かず、言葉を滑らかに話すことができない。身体や会話がままならぬもどかしさから別邸にこもりがちで政治にも関心を見せず、それゆえ城内でも文武両道の次男を後継に推す声が上がっており、吉宗も継嗣問題に頭を悩ませていた。 そんなある日、新之助となって町に出た吉宗はある騒動に遭遇し、洋剣“レイピア”を自在に操る男と出会う。べらんめえ口調で商家の三男坊“徳長福太郎”を名乗る彼こそ、ほかならぬ息子・家重だった。自分と同じく、こっそり城を抜け出して庶民と交流していたこと、さらに刀を握ることすらかなわないはずの家重が、しなやかな身のこなしでならず者たちをなぎ倒し、流ちょうに江戸言葉を話していることに吉宗は衝撃を受ける。 西畑はオファーを受けた際、「まさか、松平さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。でも、長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とても嬉しいです」と、驚きつつも思い切って挑む決意をしたとコメント。 まげ姿になるのも今回が初めての西畑は、「羽二重(かつらの下地となる布)をつけることで、気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています」と気合も十分。殺陣シーンについて「利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初は不安でした」とクランクイン前は戸惑いもあったと語る。そんなとき松平の殺陣を見て圧倒され、「自分も食らいついていかなければ」と奮起。普段の生活でも左手を意識して使うなどして地道にトレーニングを重ね、「家重なりの戦い方」を見せるべく励んだという。 主演の松平とは本作が初共演だが、「ひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされる。僕もついていかないと、という気持ちです」と威厳あふれる“父上”をリスペクト。初タッグとなる三池監督についても、「最初は“怖そうやなぁ”と思っていました(笑)」と明かしながら、「お話しさせていただいたら、とてもフランクな方で、身になるアドバイスをたくさんくださり、本当にありがたい」と感謝の言葉を語り、「家重は身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます」と語った。 そんな西畑に松平も「西畑さんは品を感じさせる佇まいで家重役にピッタリ。福太郎として町に出たときのメリハリのきいた演技も素晴らしく、フレッシュな風を作品に吹き込んでくださっています」と太鼓判。「左腕の殺陣も、お見事のひと言。真摯に難役に挑んでくれて、まさに“余は今、うれしくてたまらぬ”といった感じです」と劇中のセリフを引用しつつ、父親目線で称えた。 ■西畑大吾(徳川家重/徳長福太郎役)コメント オファーを受けたときの心境 まさか、松平健さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とてもうれしいです。 僕が演じる家重は身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます。 主演の松平健と初共演した感想 松平さんはひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされます。僕もそれについていかないと、という気持ちで精一杯、頑張っています。 まげ姿を初披露した感想 羽二重(かつらの下地となる布)をつけて、時代劇に出演させていただくのは初めてです。最初は塩梅が難しく、「眉毛を上げないで」と注意されることもあって苦労しました。でも、羽二重をつけることで、気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています。 左手で洋剣を操る殺陣について 家重はレイピアという洋剣で戦いますが、利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初はとても不安でした。そんなとき、松平さんの殺陣シーンを拝見したら、めちゃくちゃすごくて、ひたすらさすがで…。自分も食らいついていかなければと思い、以来、左手を使うことを意識して生活するようにしました。家重なりの戦い方、家重なりの正義をしっかり見せていきたいですね。 三池崇史監督の印象 作品は多々拝見していたので大変光栄だなと思いましたが、三池さんといえばバイオレンス作品ですしコワモテな方ですし、やっぱり最初は「怖そうやなぁ」と思っていました(笑)。でもお話しさせていただいたら、とてもフランクで柔らかい方。現場でも「こういう表情をしてほしい」「この角度の視線がほしい」など、身になるアドバイスをたくさんくださり、本当にありがたいです。 視聴者へのメッセージ 『暴れん坊将軍』がこんなにもド派手で面白い作品だと知り、その一員になれてうれしく思っています。『暴れん坊将軍』を初めて見る方も、ずっと応援されてきたみなさんも楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひともご覧ください。
リアルサウンド編集部