<挑戦の春・’21センバツ専大松戸>第5部 選手紹介/5 /千葉
◇初球狙う思い切り良さ 黒須堅心内野手(1年) 黒須堅心内野手(1年)は2020年秋の県大会と関東大会を通じて5試合に出場。4割4分4厘の高打率を残した。「追い込まれていない時の方が自分らしい打撃ができる」と初球も狙う。思い切りの良さと自在に打球を飛ばすバットコントロールが持ち味だ。 「なんとしてもアウトにしてやろう」と守備でも気迫あるプレーを見せる。強い打球が飛んできても打球を止めようと、前に出ていく。 関東大会の準決勝で健大高崎(群馬)と対戦した時は、ホームランを連発する相手打線に「大きな衝撃を受け、自分のバッティングの刺激になった」という。その後、素振りの数を増やし、スイングに磨きをかけている。朝練習、学校の昼休み、帰宅後も速球をイメージしながらバットを振る。「攻撃の糸口になるような活躍をしたい」という。 ◇長身を生かし投打活躍 竹葉洋太投手(1年) 竹葉洋太投手(1年)は身長191センチ、体重94キロの右腕。長身を生かした角度のある直球やチェンジアップが武器。長い腕を生かしたバッティングは、アウトコースの球も外野に飛ばす長打力がある。 「中継ぎとして登板し、変化球とストレートを織り交ぜて抑えるのが目標」という。体重をのせて力強くボールを投げるために、下半身強化に取り組んでいる。朝の1・5キロの走り込みや、股関節を軟らかくするためのストレッチは毎日欠かさない。 小学2年生の秋に友人から誘われて野球を始めた。中学時代は硬式野球の強豪、佐倉シニアに所属した。専大松戸に入学してからは、体格を生かしたプレーでチームに貢献しようと日々練習に打ち込んでいる。「昨年の夏、3年生が県大会で準優勝したように、自分たちも最後まで諦めない戦いをしたい」と本番への思いを語る。=つづく