相手をほめるのが苦手…得意に変える4つの方法【臨床心理士が解説】
ほめられたら素直に受け取る習慣を
ほめることが苦手な人の特徴のひとつに、自分自身がほめられた時にどう対処したら良いのかが分からないということが挙げられます。 恥ずかしいというのもあるかもしれないし、『何か裏があるのではないか』という不安な気持ちや、『このくらいのこと、できて当然なのに』というような、自分に対するハードルの高さなど、様々な背景があると思いますが、それらは一旦置いておき、ほめられたら『ありがとう』と素直に受け取る練習をしてみてください。 最初は抵抗感があるかもしれませんが、淡々と『ありがとう』と口にし続けることで、少しずつ抵抗感が薄れていくと思います。 それでもなかなか難しいという時には、『ほめられるとネガティブな感情が湧くのはなぜか』という自分の内側にある背景に目を向けることも時には必要なのかもしれません。 そんな場面だと嫌なのか、どんな相手だとより抵抗感を覚えるのか、あるいはほめられても大丈夫という例外はあるのかといった感じです。そうやって掘り下げていくと、苦手への対処が見えてくるかも。 難しい時は心の専門家と一緒に考えていくこともできますので、抱え込む前に思い切って相談してみてくださいね。Bさんの気持ちの落としどころが見つかることを願っています。