【レノファ山口】背後狙う動きで活路を レノファあす敵地で7位の山形戦
サッカーJ2レノファ山口は6日、山形県天童市のNDソフトスタジアム山形でモンテディオ山形と対戦する。リーグ戦は5連敗中で挑むのは勝ち点差4で7位の山形。残り5試合という状況を考えれば、クラブ初のJ1昇格プレーオフ(PO)に向けては正真正銘の正念場になりそうだ。 前節の結果でJ2残留は確定し、「最低限の目標は達成できた」と志垣良監督。次のターゲットはシーズン当初に掲げた勝ち点55、そしてPO進出だ。「ここまでチャンスといえる試合を落としてしまった。山形戦はラストチャンス、絶対に勝たなければいけない」(志垣良監督) 今週は相手の背後を突くための練習や相手が警戒して最終ラインを下げてきたときの対応などに時間を割いていた。「まずは相手の背後を狙う。そうすれば別のスペースも空いてくる」と志垣監督。ここ数試合で少しずつ本来の攻撃は戻りつつあるだけにここでブレないことがトンネルを抜ける最短ルートと言える。 天皇杯準々決勝のJ1横浜M戦、仙台戦と2試合連続で2トップの一角として先発した末永透瑛は「たとえボールが出てこなくても背後を狙う動きは繰り返していく。誰よりも走ってチームに勢いを与えたい」と力を込めた。 【山形情報】15勝6分け12敗、勝ち点51の7位。過去の対戦は山口の6勝3分け8敗。現在4連勝中。夏の移籍期間で元日本代表の土居聖真とディサロ燦シルバーノを獲得し、中断明けから好調を維持している。ディサロは3試合連続ゴール中。