50歳未婚の妹を甘やかす両親…困った時だけ私を頼る気?
発言小町に「50歳未婚の妹が貯金せず推し活に夢中です」というタイトルのトピがありました。トピ主さんは既婚者でパート。妹さんは親と同居し、派遣で働きつつ、推し活をしている日々で、同居にご両親も喜んでおられる様子。 推し活、私もしています。何かに夢中になる時って世界が輝いて見える。ルーチンな日常を生き延びるために、推しにハマるよう脳が指令したんじゃないか。そう思ってしまうくらい。だから、妹さんにとって推し活が生きるモチベーションなのかもしれません。 ただ、推し活はお金の使い方だけは線引きが必要なのも事実。ここは見守るか、説教ではなく資産運用などの情報提供といった関わり方がいいんじゃないかと思います。とはいえ、妹さんもそれらを考えているかもしれません。 トピ主さんの本音は「結婚し、すぐ帰れない私がでしゃばることではないと理解していますが、今後、介護や何かの手続きが必要なときは頼りにするんだろうな(私はパート、妹は派遣で私のほうが時間がある)」。ここにあるのではないでしょうか。 きっと長女だからと我慢されたこと、たくさんあるのでしょう。そしてこればっかりは、妹さんと話さないと何を考えているのかわかりません。 今から「両親の介護が必要になったらどうするか」を話し合ってみてほしいです。その時に「私が長女だから、多くやらなきゃ」という気持ちは捨て去って、公平になるよう考えてほしい。姉妹だけでどうにかせねばとも思わず、社会に頼れる分はどんどん頼ってほしい。 トピ主さんが「自分ばかりしんどい」、そう思わされる状態から少しでも抜け出せますよう、自愛してほしいと思います。(エッセイスト・タレント 犬山紙子)