首里城焼失から5年、正殿の復元工事を仮想空間上に3Dで再現し公開…正殿は26年秋完成予定
火災で焼失してから5年となった首里城正殿(那覇市)の復元工事の様子を、工事を請け負う清水建設(東京)が仮想空間上に3Dで再現し、同社や首里城公園のホームページの特設サイトで公開している。
3Dは、プレハブで覆われた工事現場内の約100か所から、360度カメラで撮影したデータをつなぎ合わせて作成。仮想空間上を移動でき、復元が進む正殿の様子を様々な角度から見ることができる。
国などと取り組んでいる「見せる復興」の一環で、現在は9月中旬の様子を公開している。2~3か月おきに更新する予定で、同社は「工事の裏側も含めて見てもらい、復興が進んでいることを多くの人に実感してほしい」としている。
首里城正殿は2019年10月31日の火災で焼失。清水建設が地元業者らと復元工事を行っており、26年秋に完成する予定。