「変わるまで、あきらめない」30年の節目 東京レインボープライド
性的少数者(LGBTQ+)や支援者が集い、差別のない社会をめざす国内最大級のイベント「東京レインボープライド」が20、21の両日、東京・渋谷で催され、21日のメインイベントのパレードには性的少数者の象徴である虹色の旗を掲げるなどした約1万5千人(主催者発表)が参加した。 【写真】企業のロゴマークが入ったシャツを着て歩くパレードの参加者たち=2024年4月21日午後、東京都渋谷区、友永翔大撮影 米国で生まれた、性的少数者らによるパレードが日本で初めて東京で開かれて30年。同性婚を認めない民法などの規定について札幌高裁が3月に高裁初の違憲判断を示すなど、社会の価値観は大きく変化している。一方、差別や偏見はなお根強く、性的少数者をとりまく課題解決に向け、政治には後ろ向きな姿勢も目立つ。こうした状況もふまえ、今年は「変わるまで、あきらめない」をテーマに掲げた。(根岸拓朗)
朝日新聞社