<春に駆ける・健大高崎’23センバツ>選手紹介/2 /群馬
◇「勝負強さ」に期待 団之原樹内野手(2年) 昨秋の公式戦ではチーム最多の9打点を記録。県大会準々決勝の前橋育英戦では公式戦初の本塁打も放った。走者が塁上にいると「最低限どこに打てば良いかが分かる」と、勝負強さを発揮した。 一方で、打率は3割に届かず「初球から振りにいけていない」という課題が見つかった。「どんどん振っていかないと投手のボールに合っていかない。その結果、振り遅れたりひっかけたりしてしまった」。関東大会で決まらなかったバント技術の向上にも取り組む。「チャンスで絶対にランナーを還す」と、昔から夢見ていた場所での活躍を誓う。 ◇精神的支柱の主将 森田光希内野手(2年) 「自分のことよりチームのことを一番に考えてくれる」と、選手らが口をそろえて評する主将。大学ノート見開き1ページに練習の反省点などを記し、部員に共有するのが日課だ。 チームがエンドランや盗塁といった小技を交ぜて積極的な攻撃をしていこうとする中で、今冬は打撃と走塁に力を入れてきた。「センバツ出場校には140キロ超を投げる投手が多くいる」。速球を打ち返すため、バットを振り込み、スイングスピードを上げてきた。 ノートに頻出する言葉は「100%」。何事も常に全力で取り組む姿はチームの精神的支柱となっている。=つづく